ピアニストになりたい人がバレリーナになるための教育を受けても、最終的には納得しない結果が残るでしょう。
学校での勉強は一般的な常識を身に着けるといった意味合いがあり、全部のエキスパートになる必要はありません。
むしろ広く浅く知っておき、自分がどの分野に長けているかを見る意味合いがあります。
化学が得意ならそれをのばせばよく、歴史が苦手なら一般水準並みにできれば無理をする必要はありません。
進学にあたって一定水準以上の能力をどの教科でも身に着けなくてはならない場合、かなり大変なことになります。
それは、すべての教科を人並以上にできる人間はまれだからです。
国語ができる人が英語ができるとは限らず、逆もまたしかりです。
その人にとってベストな教育が受けられるようにするには、その人が自分のことをまず知らないといけません。
自分は何がしたいのか、将来どんな仕事に就きたいのかなどを考えてみて、そこに至る道をシミュレーションしてみるべきです。
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