進学校と呼ばれる学校に一時通っていたことがありました。
ここは全国でも早めに単位制を導入しており、大学や予備校のようなカリキュラムを実験的に行っていました。
私は当時あまりピンときませんでしたが、大学に進学してみてその自由度の高さに驚いたわけで、高校で単位制を導入したのはなかなか先見の明があったのだと感心しました。
学校の教育は受けている本人はあまり理解しきれないところがありますが、後になって確かな手ごたえを感じることがあります。
歴史や数学など、社会に出たら役に立たないだろうと思っていたことが、大人になって世間話や商談の中で出てくることもままあるわけです。
社長のお供をおおせつかり、三国志の話をしたら出世したという人の話も聞きますし、難しい論文の解釈を自分なりに説明したら教授に認められ大学に就職した人の話も聞きました。
世の中に出るとどんな知識が役に立つかわからないもので、いつか使う時まで知識をストックしておくのは大事なことです。